土地にかかる相続税の納税

相続財産に土地があれば、その土地にも相続税がかかることになります。
これを納税するための手続きについて、無駄なくやるには、なるべく土地だけを相続するといったケースを避けること。
これがのちのちの納税のために非常に大事です。

ある実例ですが、相続財産に土地が4件あり、それを4人の法定相続人で分けるとき、特定の人に土地が集中しないよう、分散して分けたのです。
その理由が、土地が1人の相続人に集中すると、その土地だけで高額な遺産を受け取ったことになるため、その他の現金や預金類を受け取るのが難しくなり、納税用の現金が用意できなくなるから。
そうならないように、4人の相続人がそれぞれ土地を1件ずつ相続することに決めました。
このように上手に土地を分散させることで、各相続人が納税用の現金や預金類も等しく相続することに成功。
申告が終わった後は、相続した現金や預金類を主に使って、土地にかかる相続税を含めて納税をしたという事例です。

このように土地はそのままでは納税に使えない資産ですが、これも相続した財産として扱われるため、相続すれば税金が発生します。
それにかかる納税を効率よくやるためには、土地だけを相続する相続人が出ないよう、分割協議のときにあらかじめ話し合っておくとスムーズです。

このような分割が難しいケースでは、相続税は自分のお金から出すといった方法も考えるといいです。
ある事例ですが、故人の遺産が土地と現金や預金となっており、それを2人の法定相続人で平等にわけると、どちらかが現金と預金、どちらかが土地を選ぶことになりました。
このとき土地を選ぶと、納税用の費用は一切手に入らないのに、相続税は課税される形となります。
この例ではどうしたかというと、貯金が多く、自力で税金を払えるお金を持っている相続人が土地を引き受けたのです。

相続税は、相続した財産の中から支払う必要はありません。
納税費用を自分の貯金から出せる人は、そこから出してもOKです。
そのため、土地の相続は、納税用の費用を自力で用意できる相続人にお願いすると、納税で困ることもなくなります。
このようなポイントに気をつけると、土地を相続したときもすぐに納税できることが多いですよ。