あとから相続税は払える?

相続

・相続税をあとから払いたい
相続が起きたら相続税が発生する可能性があります。
税金ですから対応にも期限が決まっており、その日までに対応できるのが理想です。
しかし相続税は税務に慣れていない方でも原則自分ですべて対応する必要があります。
そうなると期限までにうまく対応できない方もおられるでしょう。
あとからでも相続税を支払えるのかご紹介していきます。

・すでに期限を過ぎてしまった場合
相続税をあとから払えるか気になるのはすでに相続税の期限を過ぎてしまった場合がまずありますね。
相続税のことを見落としていたり、自分の場合で相続税がかかるのにかからないと思っていたり、対応を忘れていたりしたとき、気づけば相続税の期限が過ぎていたという事例はよくあります。
このときは税務署から書類が届いたり、電話連絡があったりしますから、期限が過ぎたあともそのままというわけにもいきません。

このようなケースでもあとから相続税の対応はできるのかというと、もちろん対応は可能です。
申告書類を作成して管轄の税務署まで提出し、納税も済ませるという対応になります。
しかし通常時と違うのは、すでに期限が過ぎている中であとから申告と納税をやる場合、税額が少し増えます。
期限までにきちんと申告や納税ができなかった場合には追徴課税があるのです。
これの関係で本来の金額よりも相続税額が増えますから、それの計算を忘れないように注意してください。

また、あとからの申告になる場合には配偶者控除など、相続税の申告にあたって利用できる特例が使えない場合があります。
すでに期限を過ぎている中で一から申告や納税をやる場合には一度管轄の税務署や税理士に相談の上で対応するのがおすすめとなります。

・期限はまだ過ぎていない場合
相続税の申告や納税の期限はまだ過ぎていないものの、納税だけをあとから行いたい場合は、延納という形でもよければ可能です。
延納とは完全なる後払いではなく、毎年一定の金額を少しずつ払うといった形で、数年から数十年といった一定の期間をかけて相続税を支払っていく方法です。
希望すれば誰でも利用できる方法ではなく、現金一括納税が難しいと判断される状況がある方のみ、管轄の税務署まで事前に申請することで利用できます。

通常の納税期限までに相続税を一括で払うのが難しい方はこの延納も考えてみるといいでしょう。
なお、もし延納を利用した場合には延納利子税が毎年かかります。
これは借入したときにかかる利息と同じようなものですね。
延納を利用すると当初に計算した相続税額よりも納税額が高くなる点には注意してください。
このように相続税はあとからでも支払い等できることもあります。